運動不足の解消のために体を動かそう、と考えた時、あなたはどんなメニューを選ぶでしょうか。
ジムやプールに通う、ランニングやウォーキングをする。
いずれも、基本的には体にとって良いことです。
中でもランニングはさして費用をかけず手軽にできますし、速度や距離を変えることで体への負荷を調整できますから、日々の習慣にするのもいいでしょう。
しかし、ここで肩こりの原因について考えておく必要があります。
肩こりの原因として「頭の位置がすれている」とお話をしました。
頭が頸椎の上にきちんと乗っておらず、前方にずれている状態です。
この状態でランニングするとどうなるでしょうか？
頭が正しい位置に納まっていれば問題ありません。
ランニングで体が上下に動いても、首や肩の筋肉で頭をしっかり支えることができます。
しかし頭の位置が前方にずれていると、体が上下するために頭が大きく揺さぶられてしまいます。
それを抑えようとして首や肩の筋肉はますます緊張することになりますし、頸椎を傷めてしまう場合もあります。
「それならウォーキング程度なら大丈夫だろう？」と思われるかもしれませんが、それも「走るよりはマシ」というていどです
。歩くたびに首と肩の筋肉や頸椎に負荷がかかりますから「かえって肩こりがひどくなった」ということにもなりかねません。
慢性的な肩こりをお持ちの方は、走り始める前に専門家の診察を受けることをおすすめします。
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